中野産婦人科の生駒院は完全母子別室制でしたが、新大宮院の方は母子同室制とHPにあります。
母子同室は大変という話をよく聞くので少しの覚悟をして分娩予約をしたのですが、両親教室で「基本的には母子同室としていますが希望があればすぐに赤ちゃん預かりますので気軽に言ってくださいね」と言われて安心しました。
そして実際に入院してみると想像していた母子同室とかなり違っていました。
わたしの中の母子同室のイメージは漫画『コウノドリ』の中で見た軍隊のようなイメージ。
かなり厳しくて夜も寝れずにヘロヘロみたいなものを想像していました。
しかし実際は、『希望すれば母子同室できるけれども母体回復優先で、ほぼ母子別室』といった方がいいくらいでした。
入院中は基本的には母親の希望に沿って同室か別室かを決めれるので『完全母乳推薦!』と言った空気はないですし、最初はミルクも飲ませてくれます。
スタッフの皆さんも優しいです。
しかし、自由になる分スタッフの方の考えもいろいろなようで積極的に「今夜から一緒に寝てみる?」と勧めてくださる方もいれば、きっぱりと「こちら預かっておきますから」と新生児室で預かる方もいました。
また、オムツ替えにしてもなるべく母親に任せる方もいれば向こうでしてくださりこちらはおっぱいをあげるだけ、という方もいて入院中流されるままでいると思ったような入院生活を送れない人もいるんじゃないかなと思いました。
他の入院中のお母さんの話を聞いていると、夜中に母子同室したのは最後の日だけという人も結構いらっしゃいました。
わたしは一人目のときに入院中完全母子別室で退院してからの生活リズムがつかめなくて不安になったこともありなるべく母子同室したいと思っていたので、最初の2泊は母体回復を優先にして預かってもらいましたが3泊目からは結構強めに「母子同室したいです」とスタッフさんに伝えました。
しかしスタッフさんによっては「いえ、預かります」「授乳だけでも下に降りてきてください」となかなか預けてもらえないこともありました。
(それでもかたくなに母子同室させてくださいとお願いしてさせてもらいましたが…頑固ですねわたしも(;´∀`))
そんなわけなので、母子同室したい人はしっかり言わないといけないし、逆に入院中はゆっくりしたいから預かってほしいという人もまたはっきりと言った方がよさそうです。
初めてでわからなくて助産師さんの方針にお任せしますという方は問題ないと思います。
でもスタッフさんの考え方がいろいろなので自分に合う人合わない人もいそうです。
また母乳のあげ方ひとつでもさまざまなやり方があるので、わたしは何人かの人に尋ねたりして自分に合う方法を探したりしました。
赤ちゃんを絶対に預けなければいけないのは、食事のとき、診察のとき、シャワーをあびるとき、調乳指導のとき、部屋以外で面会するときなどでした。
ちなみに3日目くらいからは午前中は基本的に新生児室に預かってもらい、午後からは母子同室したいときはしていました。
午前中も母子同室できるみたいでしたが、7:30から朝食があり9:30くらいから沐浴があり(助産師さんが入れてくれる)10:30~11:30くらいに授乳のため授乳室に行き…というスケジュールのため、頻繁に3階と2階と往復しなければならないのが大変そうなのでわたしは預かっててもらっていました。
そして空いた午前中にシャワーを浴びるようにしていました。
日中の授乳は基本的には2階にある授乳室に降りてします。
助産師さんが母乳のあげ方や搾乳の仕方を教えてくれます。
また、母乳がどのくらい飲めているか体重を計るために授乳室でしていました。
でもミルクを足さなくていいくらいに飲めるようになったら計らずに感覚であげていこうともいわれたので最後1日は計らずにあげていました。
夜は母子同室したい人はしても良くて、授乳室に降りてもいいし部屋であげてもいいと言われました。(なるべく授乳室降りてきてほしいという助産師さんもいらっしゃいましたが、わたしはコットをエレベーターで運んで2階までいくのが大変だったので部屋でしていました。)
その際、母乳が足りなさそうならナースコールでミルクくださいと言えば持ってきてもらえます。
あとは壁が薄いので泣かせっぱなしにするのが気が引けたということですね。
授乳後1時間とかで泣いたときに家なら多少泣かせてもいいかなと思いますが、ほかの入院している人のことを考えたら泣かせっぱなしは悪い気がして結果頻回授乳になる気がしました。
もっとも、生まれて数日なので頻回授乳でいいんですけどね。
どうしても、上の子が頻回授乳してよく吐いてたことを思い出してしまって、2時間は空けた方が…と思ってしまいます_(:3」∠)_
結果として、退院して数日が経ちましたが完全母子別室だった上の子のときよりは不安はないです。
もっともこれは二人目だからというのも十分にありますが(;´∀`)
また、一人目と違って出産時間が短く体力も消耗していなかったので母体回復も早く、母子同室がそこまで苦じゃないというのもありました。
夜も授乳できるおかげで一人目のときは胸が張って張って痛くてたまらなかったのですがそこまで張ることもなく、しかしミルクを足さなくていいくらいには母乳量が増えているというベストな状態で退院できたのも良かったです。
そういうわけなので、中野産婦人科新大宮院のいう『母子同室』は自分のしたいときに母子同室できる自由がきく制度だったので初めての方も経産婦の方も過ごしやすいと思いました。
わたしが入院していた時は母乳をあげてる人ばかりでしたが、最初からミルクで育てたい方も言ったら対応してくれそうな気がします。